食肉市場とは

東京都に11か所ある中央卸売市場の中で、唯一、お肉を取り扱う市場です。取扱高は、食肉市場として全国一の規模です。
主に牛と豚の枝肉や内臓等を生産する「と場」と、これらの製品を取引する「市場」の二つの部門から成り立っています。
東京の南の玄関口である品川駅の港南口に近接し、東京都民をはじめとする多くの消費者に、安全で安心な食肉を安定的に供給しています。
出典:東京都HP

食肉流通経路について

食肉流通経路

食肉市場業者の役割

卸売業者

全国の生産者や出荷者から畜産物の集荷を行い、集められた生体・枝肉等をせりなどの方法で仲卸業者や売買参加者に販売します。卸売業者の経営はこの際の販売手数料で成り立っています。卸売価格は全国の食肉価格を決定する重要な指標となっています。中央卸売市場の卸売業者となるには知事から市場施設の使用の許可が必要です。

仲卸業者

知事から市場施設の使用の許可を受けて、卸売業者から買った枝肉などを小売店、スーパー、レストラン等に販売します。営業の許可は開設者である東京都が行います。

売買参加者

知事の承認を受けて、肉屋さんなどの小売商や加工業者・問屋・スーパーなどの内、せり等に参加して卸売業者から直接買うことのできる人です。

関連事業者

知事から市場施設の使用の許可を受けて、食肉市場内のお店で市場の利用者のために包丁・長靴など必要な物品を販売したり、清掃関連業務・食堂などを営業している人です。

開設者

「卸売市場法」に基づいて、農林水産大臣の認定を受け、東京都が中央卸売市場を開設しています。